ピーマンのない回鍋肉 ショートVer.(男1 女1 他数人 30分)【演劇脚本】

短編(30分以内)

〈物語の背景/あらすじ〉

とある星を治める王の元に生まれた女

彼女が成人になる頃、星の資源は底をつきそうな状況に陥っていた。

星を救うため、資源が豊富な地球を侵略することに。

女は大勢の部下を連れて地球に向かった。

地球についた女たちは「悪の組織」「怪人」として地球人に恐れられ、それに対抗するように各地区で「正義のヒーロー」が誕生した。

そんな世界。

女の星の人々は「擬態」が得意だった。その為、普段は地球人になりすまして情報収集をする。

女も地球では「亜子」と名乗り、一般人に溶け込むために交友関係を構築した。

そんな中、正義のヒーローという立場を隠して生活している「誠」と恋人になり同棲生活を始める。

偶然にも「悪の組織のボス」と「正義のヒーロー」が、互いの立場を隠しながら生活することに。次第に誠を本気で愛するようになっていた亜子だったが、ある時お互いの立場が明らかになってしまう。

2人の運命やいかに。

〈登場人物〉

誠  正義のヒーロー

亜子 悪の組織のボス

レポーター

黒子、エキストラ数名

〈舞台〉

舞台上にテーブル1台、イス2脚

その他家具があって良いが、無くても可

リビングであることが分かれば良い

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【オープニング】※カット可

   ◆BGM

   誠、亜子、舞台上ですれ違う

   2人の運命を表現

   誠、亜子、別々の方向に去っていく 

   BGM、フェードアウト

   ヒーロー、IN

   颯爽と走り込んでくる

   ◆BGM

   さまざまなヒーローが順に入場

   アクションやダンスで表現

   各々、異なったヒーローマスクを被っている

   なぜか1人だけ素顔。普通のおじさんがいる

   ラスト、全員でキメポーズ

   暗転

【本編スタート】 

   点灯

   ある朝

   誠と亜子が同棲しているアパート

   誠、亜子がいるリビングにやってくる

誠「おはよう」

亜子「あ、おはよう。休みなのに早いじゃない」

誠「朝ごはん出来てる?」

亜子「急いでパン焼くね。とりあえずコーヒーいれるよ」

誠「うん、ありがとう」

   亜子、パンを焼きコーヒーをいれる

   新聞を手にする、誠

亜子「今日は一日ゆっくり出来るの?」

誠「一応そのつもり」

亜子「一応か、相変わらず忙しそうだね」

誠「最近、休日の出動が多くてね」

亜子「出動って、何だか軍隊みたいな言い方」

誠「あ…本当だね」

   笑う

亜子「確かに、最近は休日出勤が多いよね。せっかくの同棲生活なのになー」

   誠、新聞に夢中

亜子「本当に会社に行っているの?もしかして女の所だったりして。はい、コーヒー置いておくね」

誠「………」

亜子「あ、怒った?」

誠「いや、また怪人が出たらしい」

亜子「ああ、そうなんだ」

誠「東町駅前か…」

亜子「怖いねぇ…今年はやけに多くない?」

誠「そうだな、今年に入ってもう29体目だ」

   亜子、違和感

亜子「詳しいね」

誠「当たり前じゃないか。社会問題だからね」

亜子「そっか、そうだよね」

   誠、リモコンを取りテレビを付ける

   ◆テレビ中継の環境音

誠「これじゃあ、下手に外に出るわけにもいかないな」

亜子「そうだね」

誠「明日の遊園地、やめておいた方が良いかもね」

亜子「え、それは駄目だよ。記念日だよ?記念日と日曜が同時にくるっていう、奇跡のような日なのに」

   明日は記念日だと気づく誠

誠「記念日」

亜子「ん?」

誠「ああ、いや、あの、危ないじゃない。東町駅も近いし」

亜子「明日は…大丈夫だよ」

誠「え?」

亜子「き、きっと悪の組織にだって休日はある。日曜はお休みよ。なんちゃって」

誠「ああ、そうかもね~」

   笑う

誠「とにかく、お出かけはもう少し平和になったらにしよう」

亜子「えーーーー嘘でしょ?楽しみにしていたのに」

誠「大丈夫、もうすぐ平和になるよ」

亜子「もうすぐって…いつ」

誠「もうすぐ、だよ」

亜子「えー、いつ?いつ?いつなのよ」

   誠、面倒臭そうに手帳を開く

誠「再来週には大丈夫だろう」

亜子「再来週には平和に?」

誠「うん」

亜子「それが手帳に?」

誠「あ、いや…」

   チーン、とパンが焼ける音

誠「あ、焼けた。焼けたよ」

亜子「…うん…はい、どうぞ」

   パンを出す、亜子

誠「ありがとう」

亜子「…うん」

亜子「誠、やっぱり最近少し変だよ」

誠「え、そう?」

亜子「何か隠しているみたい」

誠「そりゃ、誰だって秘密くらいあるよ…あれ?」

   誠、テレビにくぎ付けになる

亜子「絶対女関係。…ていうか記念日忘れてましたよね、バレてないとでも思ってる?せめてお花の準備くらいあるんでしょうね。男だったらそのくらいのサプライズ…」

誠「しっ、静かに」

   誠、テレビのボリュームを上げる

   ◆環境音ボリュームアップ

   レポーター、ディレクター、カメラマンIN

レポ「こちら現場です。先ほど出現した怪人は、通行人に危害を加えながら、あちらの方向に飛んでいきました」

   レポーター、同行ディレクターから原稿をもらう

レポ「怪人の特徴は、気分屋で怒りっぽく、典型的なB型。意外と多趣味だそうです…この情報必要??…とにかく、見かけた方は決して近づかないでください」

   レポーター、同行ディレクターから原稿を受け取る

レポ「…えー先ほどお伝えした内容に訂正があります。B型ではなくA型で、本来は温厚な性格。現在介護疲れで精神的余裕がなく、つい周囲に冷たくあたってしまうとのこと。ちなみに無趣味だそうです。だからこの情報必要???あーーーー、そんなことを言っている間に怪人です。怪人が戻ってきました。そして、その後ろからヒーローです、ヒーローが来ました。おっとーー怪人の攻撃が…命中しました。しかし、これはあまり効いていないかーーー…」

   レポーターたち、はける

   誠、テレビのボリュームを下げる

   ◆環境音フェードアウト

誠「ここって、すぐ近くじゃん」

亜子「そうだね」

誠「ピンチ…ぽいよね?」

亜子「そうだね」

2人「すぐに行かないと」

   違和感

2人「え?」

   ◆違和感ダンス(10秒程度)

誠「いや、どこに行くんだよ」

亜子「え、か、買い物。そう、買い物」

誠「何でこのタイミングで」

亜子「ききき、今日の夕飯は回鍋肉なの。でもピーマンを切らしているんだから買いに行かな

きゃしょうがないでしょーーー」

誠「なんで怒ってるんだよ。いいよピーマンなんて。豚肉とキャベツはあるんだろう?」

亜子「ピピピピピーマンの無い豚肉なんてアレよ、ただのキャベツよ」

誠「えーっと…うん、一旦落ち着こう」

亜子「ところで、誠こそどこに行くの」

誠「え、いや、俺はあれだよ、ヒーローを応援しに行くんだよ」

亜子「やめなよ、危ないよ」

誠「危ないから行くんだよ」

亜子「…どーいうこと」

誠「あ、危ないのが大好きなんだよ。そう、危ないのが大好きなんだよ」

亜子「うわーあぶねぇー」

誠「と、とにかく。俺はいくからな」

亜子「私もピーマンを買いに行く」

誠「ピーマンは怪人が倒された後で良いだろ」

亜子「倒されてからじゃ遅いの」

   違和感

2人「え?」

   ◆違和感ダンス(10秒程度)

2人「いやいやいやいや」

誠「いやいやいやいや、じゃないんだよ。おかしいでしょ。どーいうこと?」

亜子「え、なに、ピーマンは必要でしょ、回鍋肉だよ?ピーマンなしでどうやって…」

誠「違うよ、そーじゃないでしょ。怪人が倒されてからじゃ遅いってどーいうこと?」

亜子「そんなこと言った?」

誠「言ったよ」

亜子「そんなこと…」

誠「言ったよ」

亜子「…」

亜子「…ごめん。…隠していたことがあるんだ」

誠「え?なに、やめてよ」

亜子「うん、じゃあやめるね」

誠「ごめん、続けてくれる?」

亜子「ですよね~」

亜子「えっと…えっと…。そう、わたし実は、正義のヒーローなんだ~。だからすぐに行かなくちゃ~って」

誠「え、うそ、マジ?」

亜子「うん」

誠「俺も、俺も正義のヒーローなんだよ」

亜子「はい?」

誠「うわーーまじか。あれ?でもヒーローは各地区に1人ずつのはずなんだけど…」

亜子「え、あ、そーいうシステムなの?…あーそれでか…」

誠「それでか…?」

亜子「おかしいと思ってた。だって、どこに怪人を出現させても、必ずヒーローが出てくるでしょ?」

誠「出現…させても?」

亜子「あああ、いや、あの、あれだよ、悪の組織のボスがってこと」

誠「うん」

亜子「ところで。さっき、再来週には平和になる…って言ってたよね?あれってどーいうこと?」

   誠、周囲を警戒する

誠「…いいか、これは極秘情報だぞ?」

亜子「う、うん…」

誠「怪人たちも、普段は一般人になりすましているってことは知っているよね?」

亜子「えっ、あ、ああ、もちろん」

誠「あいつらは擬態が得意でさ、普通の人間と見分けがつかないくらいそっくりに化けているんだよ。で、人間と同じように会社や学校に通って、普通に生活してる」

亜子「へ、へぇ~、そうなんだ」

誠「それでね、それは敵のボスにも同じことが言えるんだけどさ…」

亜子「………」

誠「実はね、判明したらしいんだよ、大まかなボスの潜伏先が」

亜子「えええーーーーーーーーーーーーー」

誠「おい、やめろよ、ビックリするだろ」

亜子「本気?本気でバレたの?」

誠「バレた?いや、判明したんだよ。亜子、お前さっきからちょいちょい言葉のチョイスが変だよ?」

亜子「そ、そう?」

誠「しかもさ、一般社会に溶け込むために、人間と偽装恋愛もするらしい」

亜子「…偽装…恋愛…」

誠「相手も可哀想になぁ。きっと知らないまま恋愛してるんだよ」

亜子「可哀想…そっか、そうだよね…」

誠「亜子?」

亜子「ううん」

誠「どうした?やっぱり変だよ」

亜子「怪人って言っても、別の星から来たっていうだけで、向こうでは地球人と同じように生活しているわけじゃない?」

誠「ま、まぁ…そうなのかな?」

亜子「そうだよ。だから、当然恋愛だってする。結婚だって、それに近いシステムが向こうにもあるんだよ」

誠「え…ちょっと?」

亜子「だから、この星にやってきて、地球人になりすまして生活して…その中で沢山の出会いがある。その中には良い地球人もいる」

誠「……」

亜子「そんな中で、星を越えた恋愛感情を持ってしまっても、別におかしくはないでしょ?」

誠「いや、おかしいよ。だって、奴らは、地球を侵略しに来ているんだ」

亜子「地球人だって、国同士での侵略、戦争なんて当たり前でしょ?でも、国際結婚は普通にあるよね?」

誠「まぁそうだけど」

亜子「結局、問題は星対星、国対国であって、個人の間に境はない」

誠「何が言いたいの?」

亜子「………」

誠「ねぇ、やっぱりちょっと…」

亜子「偽装恋愛なんかじゃない」

誠「え?」

亜子「私、ちゃんと誠の事を愛している」

誠「え?え?」

亜子「私、正義のヒーローなんかじゃない」

誠「え、どういう…」

亜子「私は……私が、悪の組織のボス…なんだ」

誠「いや、何言ってるの?」

亜子「証拠を見せるね」

  ※台本上は2つの「証拠」を見せるが、何をやっても可

亜子「はぁ~~~」

   亜子、気をためる

   ※黒子が現れる

亜子「はぁーーーーーーーーーーーー」

   亜子、念力を出す。

   誠の体が回る※黒子が回す

誠「え?え?なにこれ。ちょっと、からだが、勝手に、回る」

   亜子、念力をやめる。

   ※黒子、回すのをやめる

   しかし、誠は回り続ける。

誠「うわーなんだこれ、ちょっと、なんか、楽しくなってきちゃったーーー」

亜子「誠」

誠「くるくるくる~」

亜子「誠」

誠「これたーのしーーーーー」

亜子「誠」

亜子「もう終わってる」

誠「あ、はい。ごめんなさい」

亜子「姿を消すことも出来るんだよ」

   亜子、姿が消える。

   ※黒子が亜子を隠す

誠「え?亜子?うそ、まじで消えた」

   姿を消したまま( 亜子を隠したまま)誠の背後に回る。

   亜子、姿をあらわし、手を銃の形にして誠の背中に向ける。

亜子「誠、これが戦場なら死んでたよ」

誠「う、うわーーいつの間に」

   誠、思わず距離をとる。

誠「どーなってるの」

亜子「どう?信じてくれた?」

誠「ごめん、ちょっと整理がつかない」

亜子「だよね、ごめんね、隠していて」

誠「いや、俺も隠してたし」

亜子「そっか」

   間

亜子「私を殺す?」

誠「亜子」

亜子「…」

誠「お前が言ったんだろ、星は関係ないって」

亜子「でも、私は組織のボスなんだよ。だから、地球の侵略をやめるわけにはいかない。だって、今まで多くの仲間を犠牲にしてきているから…」

誠「なぜ、侵略なんかしようと…」

亜子「地球人は」

誠「……」

亜子「地球人だって、森を伐採しているよ」

誠「え?」

亜子「森に住んでいる生物からしたら、まさに侵略だよ。でも、地球人は何故それをするの?」

誠「あ、いや、確かにそうだけど…」

亜子「ごめん、責めているわけじゃないんだ。でも、それと同じ。私たちも、生きるために侵略しようとしている。私たちの星の資源は、もう底をつきそうなの」

誠「そうだったのか」

亜子「たまたま好きになった相手が、正義のヒーローだなんて…皮肉だね」

誠「そうだね。正直、どうして良いのか分からないよ」

   力なく笑う

誠「今考えると、随分不自然なこと言っていたよね」

亜子「え?私が?」

誠「そうそう。悪の組織も日曜は休みなのよ、とか」

亜子「あ、ああ、あれは本当だよ」

誠「え?へーそうなんだ………あっ」

亜子「なに?」

誠「あーーいや。あとはほら、危ないから明日の遊園地はやめようって言ったら、明日は大丈夫よ、とか言ったり」

亜子「確かに。私が組織の人間だから分かることだよね。ていうか、誠も今考えると不自然

な行動が多かったよ」

誠「え、そう?」

亜子「アレでしょ?最近休日出勤が多いけど、あれは怪人と戦うために出動していたんだよね?」

誠「あーーそうそう」

   2人、笑う 

亜子「あれ…でもちょっとおかしい…」

誠「…え?」

亜子「日曜は悪の組織もお休みなのに」

誠「………」

亜子「なのに、時々日曜にも出動しているよね…どういうこと?」

誠「あ、いや…なんだろうね」

亜子「女だね」

誠「ち、ちがうよ」

亜子「いいえ、怪しい。誰?何してる女?どこの星なの?」

誠「どこの星ってなんだよ。地球に決まってるだろ」

2人「え?」

   ◆違和感ダンス

誠「いやいやいやいや」

亜子「いやいやいやいや、じゃないよ。ボロが出たね」

誠「ち、ちがう、これは誘導尋問だ」

亜子「じゃあ、何なの?言い訳聞くよ」

誠「結婚しよう」

亜子「は??」

誠「結婚しよう」

亜子「ち、ちょっと、何急に」

誠「駄目?」

亜子「そ、そうじゃないけど…急すぎて…少しは説明してよね」

誠「うん…」

   ◆BGM

誠「俺ら、同棲して3年になるよね」

亜子「そっか、私が初めて地球を侵略して、一年と半年後に誠と付き合い始めたから…そうだね、そのくらいだね」

誠「その思い出し方はちょっとアレだけど…。でさ、俺にはやっぱり亜子が必要だし、これからもずっと。だからさ、結婚したいって思ったんだ」

亜子「…嬉しい、ありがとう。……それで??日曜は何をしていたの???」

誠「(ごまかすように)亜子はさ、例え結婚することがあっても、式は挙げたくないって言っていたじゃない?」

亜子「うん、私には親も親戚もいないから…まぁこの星の人間じゃないので当たり前なんですけど」

誠「でもさ、やっぱり、たとえ2人だけだったとしても、式は挙げたいなって思ってて…だから、その準備をしていたんだ。休みの日を使って」

亜子「そうだったんだ」

誠「幸せになろう」

亜子「……」

誠「どうしたの?」

亜子「だって…」

誠「嬉しくない?」

亜子「嬉しいに決まってるじゃん、バカーーー」

誠「良かった」

亜子「嬉しい…嬉しいよ。本当に、嬉しい」

誠「あのさ…侵略なんて、やめない?」

亜子「え?」

誠「だってさ、協力しあえばいいんだよ。亜子の星の資源が足りないのなら、地球と分け合えばいいんだよ。その代わり、亜子の星には凄い科学力があるんだろ?だとすれば地球にとってもメリットだよ」

亜子「…無理だよ」

誠「なぜ?僕らはこんなに分かり合えるのに」

   間

亜子「ねぇ。明日、やっぱり遊園地に行きたい」

誠「あ、ああ、そうだね。明日は大丈夫…だったもんね」

亜子「そう、敵のボスが言うんだから間違いない」

   2人、笑う

亜子「じゃあ、ピーマン買ってくる」

誠「え?夕飯が回鍋肉ってのは本当だったんだね」

亜子「そうだよ」

誠「俺さ、亜子が作る回鍋肉、大好きなんだよね」

亜子「それなら毎日作るね」

誠「えーー毎日かぁ…」

亜子「誠、本当にありがとう。私、幸せだよ」

誠「ん?急にどうしたの」

亜子「じゃあ、行ってくるね」

誠「うん、気を付けて」

   亜子、外に出ていく

   BGMフェードアウト

   誠、急いで花屋の電話番号を調べて、電話をかける

誠「…もしもし。実は明日が記念日でして、予約って出来るものなんですか?…そうですね…彼女です…すみません、お花とか買ったことがなくて…とにかく豪華な感じがいいんです…はぁ…え??結構するもんなんですね…でも、喜びますよね、きっと…」

   誠、通話を続ける

   照明、暗くなる  

   レポーターIN

レポ「悪の組織の侵略、及び怪人の出現が無くなって10日が経ちましたが、その理由は 未だに明らかになっていません。地球防衛軍の公式発表によれば、事実上の地球側 の勝利…とされていますが、実際には多くの疑問が残ります。今回の件に関して専門家の意見も分かれており、今後も調査は続く模様です」

   レポーター、はける

   暗転

   テーブルと椅子の周辺にだけ照明があたる

   テーブルには枯れた花束

   誠、イスに座っている

   手にはピーマン

誠「もう一度食べたかったな…亜子が作った回鍋肉…」

   終

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