一人芝居 田圃(女 20分)【一人芝居脚本】
彼女は、小学4年生のころ住んでいた平屋のアパートの脇にある、小さな田んぼに来ていた。その田んぼは、夏は水田になり、秋には稲が収穫される。春は沢山のレンゲが咲くので、蜜を吸ったり花飾りを作って遊んだ。冬には近所の子供たちの広場と化し、ボール遊びや鬼ごっこをした。季節ごとに表情を変える田んぼが、佳代子にとってノルタルジーの象徴であった。それと同時に、幼少期からの父との関係性を悔いる。当時感じていた1年の長さと、今のそれとを比べ、大人になったことを実感する佳代子。天国の父に、婚約の報告をするのであった。
